TNCテレビ西日本 5/20(土)放送の「福岡ニュースファイルCUBE」に当研究所所長 久保依子が出演いたしました。

番組では、マンションに関するさまざまな問題・課題に関する特集が組まれ、久保所長がゲストコメンテーターとして出演。
これまでも「マンションみらい価値研究所」で取り上げて来た、老朽化マンションに対する知見を語りました。

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番組内で紹介されたデータは、放送エリアとなる福岡県内のものを用いて紹介しており、“県内で”老朽化となるマンションが20年後には約5倍に膨れ上がることを問題視しています。

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当然のことながら、この現象は福岡県に限ったものではなく、マンション建設ラッシュの時代を経た今、日本全国どこでも発生している社会問題。その背景として久保所長は「日本では、いわゆる『住宅すごろく(賃貸アパート→賃貸マンション→分譲マンション→一戸建て)』という考え方が一般的にあったため、分譲マンションは通過点に過ぎず、現在のような終の棲家としての考え方に課題が出てきている」と解説しました。

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番組側としては「老朽化マンション」に対し「大規模修繕」「建て替え」「解体」という選択肢が3つあることを紹介。しかし久保所長は「私の考えでは『大規模修繕』一択だと思っている」とコメントしました。その理由として①莫大な費用がかかる ②合意形成の難しさ を挙げています。

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しかし「マンション問題」には“答えがないのが答え”であることを伝え、出口がないマンションがたくさんあること、場合によっては行政代執行により税金が注ぎ込まれて解体しているという社会問題を提示し、キャスターらの驚きを誘いました。

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さらに番組では、先の三択を含めリノベーションという方法についても触れていきます。これについて久保所長は「選択肢が増えることに対する一定の評価はしているものの、リノベーションに関する専門家が多くないのが現状。区分所有法に関する正しいアドバイスができる専門家も少ないという見解も吐露。
切り札となる解決方法が現在のところない、という問題を改めて訴えました。

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こうした悩ましい問題に直面していることからも、「マンション老朽化と老後の備え」を、すべての人が自分ごととして考えてほしい時期にさしかかっているとメッセージしました。

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